南九州歯学会

ご挨拶

第2回南九州歯学会総会・学術大会の開催にあたって

            南九州歯学会長 宮脇 正一


 南九州歯学会は2019年(令和元年)6月に南九州沖縄地域の歯学の発展と地域医療への貢献を目的に設立され、第1回総会・学術大会が本学の鶴稜会館にて開催され、2020年(令和2年)7月に第2回総会・学術大会を開催する予定にしておりました。しかし、皆さんもご存知のように、今年度はCOVID-19のパンデミックにより、他の多くの学術大会と同様、通常開催を断念することになりました。そこで、今年度は10月25日にWeb開催をすることに致しました。この学術大会を楽しみにしておられた皆様には大変申し訳なく思っております。しかし、このWeb開催には、とても重要な感染防止に加え、大学外で視聴することが出来るメリットもありますので、この度の変更についてご理解頂ければ幸いです。
 さて、このパンデミックにより、これまでの世の中の仕組みや流れが大きく変わりつつあります。おそらく今後は、政府の骨太の方針にも記載されておりますように、デジタル化が急速に進み、学術大会等の形態も今回のように変わっていくものと予想されます。しかし、Web開催で失われる対面での様々な交流をどのように担保していくのかなどの課題もあります。今後、このような課題については、通常開催にリモートによる講演を組み込むなど、“ハイブリッド型”の学会開催形式など、これまでの固定観念に捕らわれずに、検討していく必要があると考えます。本学会が、時代の変化に柔軟に対応し、鹿児島大学のみならず当該地域の新たな学術交流の場となることを期待しております。